アロマテラピー(芳香療法)

Aromatherapy

アロマテラピーとは…

アロマテラピーは植物から抽出した香り成分(精油/エッセンシャルオイル)を使って、ホリスティックな観点から心身のトラブルを穏やかに癒し、健康維持に役立てる自然療法です。

ヨーロッパでは、昔から代替・補完医療として人々の暮らしに活用されてきました。

アロマテラピーの目的

アロマテラピーの目的を以下のように定義しています。(日本アロマ環境協会)

  • 心と身体のリラックスやリフレッシュを促す
  • 心と身体の健康を保ち、豊かな毎日を過ごす
  • 心と身体のバランスを整え、本来の美しさを引き出す

精油の主な作用

精油には次のような作用が期待されています。

鎮静作用鎮痛作用鎮痙作用
去痰作用抗カタル作用健胃作用
ホルモン調整作用強壮作用免疫賦活作用
利尿作用通経作用収れん作用
保湿作用瘢痕形成作用殺菌作用
抗菌作用抗ウィルス作用虫よけ作用
うっ滞除去作用駆風作用抗不安作用
抗抑うつ作用コーチゾン様作用筋肉弛緩作用
抗痙攣作用抗アレルギー作用脂肪溶解作用
自律神経調整作用癒傷作用肝臓強壮作用

精油が伝わるルート

  1. 嗅覚から脳へ伝わるルート
  2. 呼吸器から肺、全身へ伝わるルート
  3. 皮膚から血液循環により全身に伝わるルート

五感の中で嗅覚は、脳にダイレクトに情報を伝えます。嗅覚を通じ、感情や本能を司る大脳辺縁系や自律神経系を司る視床下部に香リの分子が運ばれると、ホルモンの分泌を促したり、自律神経、免疫機能のバランスを整えます。

このような経路により、全身の体内をめぐり腎臓、肝臓に運ばれ代謝されます。最終的に尿や汗、便、息から身体の外へ排出されていきます。

アロマテラピーの有効性

精油を組み合わせブレンドすることで、さまざまな場面で利用することが可能です。

●スポーツ

アスリートのリカバリーを早め、日々のボディメンテナンスに有効。

例)サイプレス、レモングラス、ブラックペッパー、バジルなど

●メディカル

例)女性の不調には…

クラリセージ、イランイラン、ゼラニウム、ジャスミン、ネロリなど

●リラクゼーション

例)ストレスや慢性的な疲労感には…

例)ラベンダー、ローズウッド、マンダリン、ペパーミントなど